ABOUT KYOJO CUP

KYOJO CUPとは

レースをスポーツとして成熟させるために必要なこと。それは“戦う土俵がフェア”であることだ。
これまでモータースポーツ界では、全員が同じ道具を使って争う「ワンメイクレース」はあったが、
男性・女性を分けたレースシリーズが定着することはなかった。
どんなに優れたスキルの持ち主でも、
男女間では身体能力面でどうしても埋めることができない差ができてしまう。
あらゆるスポーツが男女を分けて競技を行っているのと同様に、
モータースポーツ界にも「KYOJO CUP」を設立し、
女性ドライバー=競争女子だけの “ガチンコ勝負”の舞台を整えた。
2017年に誕生したKYOJO CUPはシーズンを重ねるごとに注目度が上がり、
近年はエントリー台数も20台を数えるように。
小さいころからカートで腕を磨いてきた者だけでなく、
様々なキャリアを持つ女性たちがモータースポーツにチャレンジする舞台となっている。

「KYOJO CUP 参戦への道~How to Entry~」
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レースのルール、仕組み

KYOJO CUPは基本的に1日開催。
午前中に朝に公式予選を行い、
グリッドを決定する。
決勝レースのスタートは、
フォーミュラカーレースと
同様のスタンディング方式。
周回数は12周で、
スプリントレースならではの
接近戦が随所で展開される。
インタープロトシリーズの
プロドライバーレースにも
引けを取らない、
手に汗握るバトルに
注目してほしい。

参戦車両

KYOJO CUPではVITA-01が
参戦車両として使用される。
より安価にモータースポーツを
楽しみたいというドライバーを対象に、
ウエストレーシングカーズが開発・製作。
製作台数は240台を超え、
現在は富士スピードウェイや
鈴鹿サーキットのみならず、
全国の各サーキットでVITAを
使用したシリーズ戦が行われている。
タイヤは2020年から
ダンロップのワンメイクとなり、
エンジンはトヨタVitzに搭載されている
同型のエンジンを使用する。
ワンメイク車両ではあるが、
3種類の外観からマシンカウルを
選べるようになっている。
カラーリングと合わせて、
それぞれが個性をアピールできるのも、
このマシンの魅力だ。

KYOJO CUP MACHINE SPECSVITA-01車両スペック

シャーシ

セミモノコックフレーム+スペースフレーム

全長/全幅/全高

3,712mm/1,600mm/1,070mm

ホイルベース

2,200mm

トレッド F

1,390mm

トレッド R

1,440mm

ブレーキ

全輪4PODアルミキャリパー/
全輪ベンチレーテッドディスクローター

エンジン

1NZ-FC

T/M ASSY

Vitz RS 5SPEED