CCS-R RD5-6 RACE REPORT

CCS-Rクラスは卜部治久が予選でコースレコードを更新し2連勝
プロレースは中山雄一が接戦を制する

2025 インタープロトシリーズ POWERED by KeePer 第 5・6 戦が 11月 8 日(土)・9 日(日)に、富士スピードウェイで開催された。CCS-Rクラスは今回2台で争われ、ジェントルマンレースでは予選でコースレコードを樹立した#39 卜部治久(P.MU CCS-R)が2連勝。#28 豊島豊(KK CCS-R)も着実な走りで2戦とも2位を獲得した。またプロフェッショナルレースでは、今季2度目の参戦となる#28 中山雄一(KK CCS-R)が#39 平良響(P.MU CCS-R)との一騎打ちを制し、2連勝を勝ち取った。

【ジェントルマンレース】

11月ということで20度を下回る寒さのなかでレースウィークがスタート。今回限りでCCS-R車両は一区切りと公言する卜部は、これまで培ってきた経験を全て活かす渾身の走りを披露し、1分50秒331のコースレコードでクラスポールポジションを獲得した。「コースレコードを意識したというよりは、自分の走りのチェックポイント項目を自分がこなすという感じでしたが、良い1ラップを刻めました」と卜部は予選を振り返った。

8日(土)午後に行われた第5戦決勝(12周)でも、卜部は豊島を寄せ付けない走りを披露。1分52秒042のベストラップを2周目に刻むと、その後も安定したラップタイムを記録。SUPRAクラスの#38 FUZZY(P.MU Supra GT4 EVO2)に数秒差まで迫るポジションでゴールした。豊島はトップから大きく離されるも、最後まで粘り強く走り切り、2位に入った。

9日(日)8時05分から始まる予定だった第6戦の決勝(12周)だが、濃い霧の影響で、予定より10分遅れでセーフティカー先導というかたちでスタートが切られた。しばらくは霧が晴れず、セーフティカー先導状態が続いたが、5周目に入るところでグリーンフラッグが振られた。

セミウエット路面と非常に難しい状況だったが、CCS-Rクラスの経験が豊富な卜部はここでも順調な走りを披露。豊島に対して26秒の差をつけて優勝を飾り、CCS-Rに一区切りをつけるレースを披露した。

Driver’s Voice

第5戦・第6戦優勝:#39 卜部治久(P.MU CCS-R)

「第6戦は難しいコンディションでしたが、みんな無傷で走り切って何よりです。場所によっては視界が悪いところもありましたし、セミウエットでスリックという厳しい状況でしたが、楽しくみんなでレースができ、こういう路面も勉強しながら終えることができて良かったと思います。(CCS-R車両は)カスタマーレーシングという点でいうと、ワンメイクレース以外では、GT4のクラスに近い車両を15年ほど前に作っていただき、僕たちはこのCCS-Rを使っていろいろと学ばせていただきました。昔のTRDさんが安心したサポートやデータ解析を、一度も休まずに全大会でサポートしてくださったことが、海外レースやGT3にも繋がっているので、ひとつの足跡だと思っています。改めて皆様に感謝しております」

【プロフェッショナルレース】

プロフェッショナルレースは、今回も中山と平良の対決となったが、予選で先行したのは中山。1分48秒517のコースレコードで、平良に0.6秒の差をつけてクラスポールポジションを獲得した。

9日(日)の決勝レースは、ウエットコンディションの中でスタート。ただ、2台とも序盤から接近戦を繰り広げ、一進一退の攻防戦が続いたが、中山が終始ポジションを守り抜いて、0.8秒差で第5戦のクラストップチェッカーを受けた。

そのままグリッドに再整列して行われた第6戦では、路面の水の量が減り始めた状況で平良が好ペースを発揮。中山の背後についてチャンスを伺うが、中山もうまく相手に隙をみせないようにコントロールし、最終的に1.5秒のギャップを築いて2連勝。これでCCS-Rクラスでは今季4勝を飾った。

Driver’s Voice

第5戦・第6戦優勝:#28 中山雄一(KK CCS-R)

「結構タイヤがタレやすかったので、おそらくレースペースは平良選手の方が速かったと思います。ですがお互いの速いところ遅いところがあり、お互いにあまり手の内を見せないように18周をずっとバトルしていましたね。抜き合いとかではなく、見えないバトルでしたが……ペースをコントロールしながらふたりで楽しいレースをしていました」