IPS PRO RD3-4 RACE REPORT

RESULT DETAIL
FIRST

福住 仁嶺NIREI FUKUZUMI

#37 K-Design

TOTAL POINTS : 60

2ND

阪口 晴南SENA SAKAGUCHI

#37

TOTAL POINTS : 59

3RD

ロニー・クインタレッリRONNIE QUINTARELLI

#16 TOMEI SPORTS

TOTAL POINTS : 48

4TH

坪井 翔SHO TSUBOI

#32 GR GARAGE YOKKAICHI

TOTAL POINTS : 46

2020インタープロトシリーズ powerd by KeePer 第2大会レポート

阪口晴南がIPS初鈴鹿大会を制する

2020年のインタープロトシリーズ POWERED BY KeePerの第2大会が7月25日~26日に鈴鹿サーキットで行なわれ、参戦2年目となる#3 阪口晴南(INGING MOTORSPORT)が第3戦でシリーズ初優勝を飾り、第4戦でもトップチェッカーを受けた。
▷予選
これまでは富士スピードウェイで開催されてきたインタープロトだが、今回初めて鈴鹿サーキットでの開催となり注目を集めた。また第1大会の際は無観客での開催となったが、第2大会では新型コロナウイルス感染防止対策を施した上で、グランドスタンドなどでの一般観戦が可能となり、来場者も普段は鈴鹿で見られることができないインタープロトの走りに釘付けとなっていた。

第2大会は例年通りの2日開催に戻され、25日(土)に予選が行なわれた。サーキットは朝から雨模様となっており、プロフェッショナルレースの予選時も雨がパラついている状況でウェット宣言が出された中でのセッションとなった。

序盤から速さをみせたのが前回大会でポールポジションを獲得した#44平川亮(NTP RACING IPS)と阪口が速さをみせ、開始5分を過ぎたところで平川が2分12秒248でトップに立つと阪口が2分12秒388で2番手につけ、ライバルを圧倒した。

セッション後半に入ると阪口がタイムを伸ばし、開始15分を過ぎたところで2分10秒878をマークしトップを奪った。これに#37 福住仁嶺(キーパー号)もタイムを伸ばし2分11秒090で2番手につけたが、そこからタイムが伸びず。これで阪口がポールポジションかと思われたが、福住が最後のタイムアタックで0.060秒上回り2分10秒818で逆転ポールポジションを獲得した。2番手には阪口、3番手にはに#32 坪井翔(NETZ NOVEL MIE)がつけた。

Driver’s Voice

ポールポジション:福住仁嶺コメント 「インタープロトでは初のポールポジションだったので素直に嬉しいですね。この予選は特に最初が勝負になるのかなと思って走っていたんですけど、セッション後半にかけて路面が少しずつ良くなっている印象だったので、最後までプッシュし続けようと考えていました。いいクルマをチームに用意してもらいましたし、自分が出せる力を出し尽くそうと思って集中して走りました。鈴鹿は中高速コーナーが多いサーキットなので、トップで前方がクリアな状態で走ることができれば逃げれるかなと予想はしていますが、今週末は阪口選手がどの路面コンディションでも速さをみせているので、それがどうなるか……ですね。天候もどうなるか分かりませんし、とにかく集中して走るだけです」

26日(日)14時20分から行なわれた決勝レース。第3戦・第4戦ともに鈴鹿サーキットを7周(もしくは17分)で争われた。各車がピットを離れスターティンググリッドに整列していったが、平川は午前中のジェントルマンレースでマシンにダメージを負ってしまった影響で今回の決勝レース出走は見合わせることとなった。
▷予選
雨が強く降っていた影響で、レースはセーフティカー先導のもとスタート。2周目を終えたところで先導が解除されることとなったが、今度は8番手からスタート予定だった#55 関口雄飛(人馬一体ドライビングアカデミー)がマシントラブルによりスローダウン。ピットに戻ってこちらもレースリタイヤとなった。

3周目に入るところでグリーンフラッグが振られレースが本格的にスタートすると、1コーナーでは速くもサイドバイサイドのバトルが展開された。2番手の阪口が福住のインをつきトップに浮上。この週末に好調な走りを見せていた阪口がフルウェットのコンディションでもライバルを徐々に引き離していった。

2番手の福住もマシンコントロールが難しい路面コンディションの中でしっかりとコース上に留まる走りに集中。その後方に開幕2連勝を飾った坪井がつけた。

5周終了時点で福住の0.2秒後方に迫った坪井は、さらに間隔を縮め日立オートモーティブシステムズシケインで仕掛けようとするも、アウト側のランオフエリアにはみ出してしまいスピン。一気に表彰台圏外まで後退してしまった。

レース序盤にセーフティカー先導があったこともあり、先に上限の17分が経過。そのため6周完了時点でチェッカーフラッグが振られ、阪口がインタープロト初優勝を飾った。2位には福住、3位には#96 中山雄一(岡山トヨペット K-tunes)が入った。

1周のクールダウンラップ後、各車両がグリッドに再整列し第4戦に向けたスタート進行が始まった。第3戦の最終ラップでスピンを喫した坪井だが、実はギアトラブルが発生しており、それが原因でのコースオフだった。なんとかピットまで戻ったが、レース続行は難しい状況でそのままリタイヤとなった。これによりIPクラスは合計5台で争われることになった。

また雨脚も依然として衰えることがなく、このレースでもセーフティカー先導でレースを開始することが宣言された。しかし、1周目の走行中に雨の量が落ち着いたことから、セーフティカーはそのままピットイン。2周目から本格的にスタートが切られることとなった。

ここでも阪口が速さをみせ、後続を寄せ付けない走りを披露。4周目には2分28秒821のファステストラップも記録した。一方、2番手争いは福住と中山の争いに。序盤から1秒を切る攻防戦が続いていたが、5周目のスプーンコーナーでやや攻め過ぎてしまった中山がコースオフ。幸いポジションを落とすことなく復帰を果たしたが、福住から大きく遅れをとってしまった。

このレースでも安定した走りをみせた阪口が2連勝を達成。2位には福住、3位には中山と、第3戦と同じ顔触れが表彰台を占める結果となった。

Driver’s Voice

#3 阪口晴南 「前回の富士大会から今回にかけて特に大きな変更はしていなかったのですが、鈴鹿のコースにクルマがマッチしていました。練習走行の時からすごく調子が良くて、晴れでも雨でもいけそうだなという雰囲気がありました。ただ予選はダンプ(ちょい濡れ)のコンディションでしたが、その中で僕自身もいいアタックができました。だけど福住選手に一歩及ばず悔しい予選でした。決勝はウェットコンディションで前にいることが有利だと思ったので、まだ(展開が)落ち着いていない早い段階に仕掛けようと考えていました。それが功を奏して、1コーナーで福住選手の前に出られたのは良かったです。最初はセーフティマージンを築きたかったのでプッシュしましたが、バックモニターを見たら少し離れているのがわかったので、ラスト2周は無理をしないように走りました。インタープロトでのヘビーウェットはすごく難しくて、少しでも気をぬくとコースオフにつながってしまうので、とにかく無理はしないようにと心がけました。普段は富士での開催ばかりですが、こうして鈴鹿でレースができたことで、新しい刺激も得られて良い機会だったなと思います」

#37 福住仁嶺 「富士大会の時から雨の走行では悩まされている部分があって、鈴鹿に向けても色々対策は練ってきました。それでもリアのグリップが足りない状況でトラクション(加速力)も正直良くない状況でした。それはセーフティカー明けの時点で(不利になることは)分かっていましたし、雨の強かったのであまり無理をせずにスタートを切りました。その後の阪口選手はうまく狙ってきたなと思いますし、その後も(自分の)ペースが上がらなかったので、この結果はある意味でホッとしています。とはいえ、一番勝てるチャンスの高い位置にいたので悔しい部分もあります。今年は順調に上位にくることができているので、この流れを崩さないように次のレースも頑張りたいなと思います。

#96 中山雄一 「2レース目では後方との距離もあったので、攻めるしかないと思っていました。1コーナーやスプーンカーブの高荷重がかかるところでの飛び込みで僕の方がペースがよかったので、そこで稼ぐしかないと思っていったら、水の量が多いところでブレーキングしてしまってコースオフしてしまいましたが、問題なくコースに復帰できました。今回は“棚ぼた”な部分はありましたが2回とも表彰台に乗れたというのは大きいですね。(チャンピオン争いに関しては)首の皮一枚で残れたかなという感じです。あと4戦で全部勝っていけばチャンスはあると思っています。(初の鈴鹿開催については)鈴鹿でやってほしいというファンの皆さんの声もありましたし、インタープロトをもっと色んな人に知ってもらうという意味ではすごく良い試みだったと思います。ただ富士のメインストレートくらいの長さがないと(横に並ぶのは)難しいなという印象で、抜きつ抜かれつのバトルにはならなかったのは残念ですね」

インタープロトシリーズ第2大会 副賞の贈呈

2020年のインタープロトシリーズは、新型コロナウイルス感染対策により通常とは異なるタイムスケジュールで開催されます。
表彰式も時間短縮のためにトロフィーの授与のみが行われたため、表彰式終了後に別室で副賞の贈呈を行いました。

※ポールポジション…公式予選でトップタイムを記録したドライバー
※ファステストラップ…第1・第2レースを合わせて最も速いラップタイムを記録したドライバー
※ベストガレージ賞…プロ/ジェントルマンレースの総合結果が最もよいチーム